安部公房を知る

ここでは、安部公房を研究・考察する上で、有用な書籍・情報を紹介しています。

「新潮日本文学アルバム 安部公房」(新潮社)
 安部ファン必見の書です。写真・図版がたくさんあり、見た目も面白く、資料的価値のある本です。 「評伝 安部公房」では、年代別に「故郷喪失」「生きている無機物」「他者への通路」「悪夢としての都市」というキーワードで、彼の作家活動が語られていて、大変興味深いです。
 また、巻末に作品リスト、関連書誌リストが収められています。

「安部公房全集」(新潮社)
 文字通り、すべての作品を網羅したものです。ただし、1巻5,700円と高価です。
 先日、大きな本屋で手にしたところ、ひんやりした感触がありました。はてと思って、表紙を見ると、金属製のプレートがついているのです。なかなか凝った仕掛けです。また箱の装幀も面白いのですが・・・。編集も、一字一句の訂正・改正を巻末にて事細かに掲載しており、本当に「完璧」な全集です。
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「安部公房レトリック事典」谷真介(新潮社)
 安部作品に出てくる語彙・レトリックを五十音順に並べた文字通りの事典で、安部ファン感涙必死の本です。また、年譜・参考文献も詳細に載っています。
 著者の谷氏は児童文学者で、安部自身が谷氏の作品を童話の老年性を捉えた佳作として、紹介・賞賛しています。(参照:安部公房全集017:谷真介著『みんながねむるとき』[エッセイ])

「安部公房文学研究参考文献目録」(桑原真臣編)
  安部公房に関する論文・エッセイ,書評,演劇,新聞記事などの情報を詳細に調べ上げられた目録であり、質・量・正確さにおいて右に出るものがない素晴らしい目録となっております。
研究者・論文執筆者のみならず、私のような一般のファンにとっても有用な一冊です。

[書誌情報]
ISBN:4998087606
http://www.bk1.co.jp/product/1890215
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